tailコマンドの使い方:ファイルの末尾を表示する
tailは、ファイルの末尾を表示するコマンドです。ログファイルは新しい出力が末尾に追記されるため、最新の状況を見るときに欠かせません。-fを付けると、追記をリアルタイムで追いかけられます。
tailのよく使う形
実務や学習で登場しやすい使い方を、そのまま入力できる形でまとめました。
| コマンド例 | 内容 |
|---|---|
tail app.log | 末尾の10行を表示(既定) |
tail -n 50 app.log | 末尾の50行を表示 |
tail -f app.log | 追記される内容をリアルタイムに表示(Ctrl+cで終了) |
tail -F app.log | ログのローテーションで置き換わっても追いかける |
tail -f app.log | grep ERROR | 追記される行から、ERRORを含むものだけ表示 |
tailの主なオプション
| オプション | 意味 |
|---|---|
-n | 行数 表示する行数を指定 |
-c | バイト数を指定 |
-f | 追記をリアルタイム表示 |
-F | ファイルの入れ替わりにも追従 |
-q | 複数ファイルでもヘッダーを省略 |
tailの実行例と結果の読み方
user@linux-study:~$ tail -n 2 access.log
192.168.1.20 - - [10/Jan/2026:10:00:00] "GET /login HTTP/1.1" 200
192.168.1.21 - - [10/Jan/2026:10:00:03] "GET / HTTP/1.1" 404
tail -n 2で、access.logの末尾2行だけを表示しています。ログの一番新しい記録を確認したいときによく使われ、-fを付けるとリアルタイムに追記を監視できます。
練習用ターミナルでは、tailをブラウザ上で安全に試せます。
tailを使うときの注意点
ログローテーションで、ファイルが新しいものに置き換わると、-fは古いファイルを見続けて更新が止まることがあります。-Fを使うと、ファイルの置き換えを検知して追従します。
systemdで動くサービスのログは、tailではなくjournalctl -fで追うのが基本です。
tailに関するよくある質問
先頭を見たいときは?
headを使います。先頭の10行が表示されます。
複数のログを同時に追うには?
tail -f a.log b.logのようにファイルを並べると、どのファイルの出力かの見出しつきで表示されます。
関連ページ
あわせて覚えたいコマンド:head・cat・less・grep・journalctl
tailが登場する章:初級 第5章