Linux用語集(全127語)
Linuxを学ぶ中で登場する、コマンド以外の用語(仕組みや概念)をまとめたLinux用語集です(全127語)。コマンドそのものについてはLinuxコマンド一覧をご覧ください。
Linuxの学習でつまずきやすいのは、コマンドの打ち方そのものよりも、その背景にある仕組みの用語があいまいなまま先に進んでしまうことです。たとえば「所有者」と「グループ」の違い、「プロセス」と「ジョブ」の違いがはっきりしないままコマンドだけを覚えても、設定ファイルを読んだり、エラーメッセージの意味を理解したりする場面で応用が利きにくくなります。この用語集は、各章の本文中で太字にして説明している専門用語を章をまたいで一箇所に集約し、後から調べ直せるようにしたものです。
LPIC試験では、コマンドの暗記だけでなく、こうした概念の理解そのものを問う設問も多く出題されます。各用語には関連する章へのリンクを添えているので、意味を確認したら、その概念が実際に登場する章に戻って文脈の中で読み返すと、理解がより定着しやすくなります。
OS・シェルの基本
OS(オペレーティングシステム)
コンピュータのハードウェアを管理し、アプリケーションが動くための土台となる基本ソフトウェア。Linuxもこの一種です。関連する章: 初級 第1章
カーネル
OSの中核部分。ハードウェアとの直接のやり取りや、メモリ・プロセスの管理を担います。関連する章: 初級 第1章
ディストリビューション
Linuxカーネルに、必要なソフトウェアやパッケージ管理の仕組みをまとめて使いやすくしたもの。Ubuntu・Debian・Rocky Linux(旧CentOSの後継の1つ)などの種類があります。関連する章: 初級 第1章
シェル
ユーザーが入力したコマンドを解釈し、実行するプログラム。bashが広く使われています。関連する章: 初級 第1章
bash
最も広く使われているシェルの一種。多くのLinuxディストリビューションで標準のシェルになっています。関連する章: 初級 第1章
CLI(コマンドラインインターフェース)
文字によるコマンド入力でコンピュータを操作する方式。GUIに比べて省力で、自動化もしやすいのが特徴です。関連する章: 初級 第1章
GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)
アイコンやウィンドウなど、視覚的な要素をマウスなどで操作するインターフェース。サーバー用途のLinuxではCLIのみのことも多くあります。関連する章: 初級 第1章
ターミナル
シェルとやり取りするための画面(アプリケーション)。このサイトの練習用ターミナルもこれを模したものです。関連する章: 初級 第1章
プロンプト
ターミナルがコマンド入力を待っている状態を示す記号や文字列(例: user@host:~$)。関連する章: 初級 第1章
標準入力(stdin)
コマンドがデフォルトで受け取るデータの入力元。通常はキーボードですが、パイプで別のコマンドの出力を渡すこともできます。関連する章: 初級 第8章
標準出力(stdout)
コマンドがデフォルトで結果を出力する先。通常は画面(ターミナル)ですが、リダイレクトでファイルに変更できます。関連する章: 初級 第8章
標準エラー出力(stderr)
コマンドがエラーメッセージを出力する専用の出力先。標準出力とは別に扱われるため、正常な結果とエラーを分けて保存できます。関連する章: 初級 第8章
リダイレクト
コマンドの出力先や入力元を、画面やキーボード以外(ファイルなど)に切り替える仕組み。「>」「>>」「<」などの記号で表します。関連する章: 初級 第8章
パイプ
あるコマンドの出力を、別のコマンドの入力にそのままつなげる仕組み。「|」の記号で表し、複数のコマンドを組み合わせて処理できます。関連する章: 初級 第8章
ワイルドカード
「*」や「?」のように、複数のファイル名にまとめて一致させるための特殊な記号。関連する章: 初級 第4章
正規表現(regex)
文字列のパターンを柔軟に表現するための記法。grep・sed・awkなどの検索・置換で使われ、ワイルドカードよりも複雑な条件(行頭・行末の指定や繰り返しなど)を表現できます。関連する章: 中級 第7章
エイリアス
よく使うコマンドに短い別名を付ける機能。長いオプション付きコマンドを短く呼び出せるようになります。関連する章: 中級 第12章
環境変数
シェルやその配下のプログラムから参照できる、名前の付いた値。PATHやHOMEなどが代表例です。関連する章: 中級 第12章
シェル変数
そのシェルの中だけで使える変数。環境変数と違い、別のプログラムには引き継がれません。関連する章: 中級 第12章
シバン(shebang)
シェルスクリプトの先頭に書く「#!/bin/bash」のような1行。そのスクリプトをどのプログラムで実行するかを指定します。関連する章: 中級 第12章
終了ステータス
コマンドが実行を終えたときに返す数値。0は正常終了、0以外は何らかのエラーがあったことを示します。関連する章: 中級 第12章
ファイルシステムとディレクトリ構造
ルートディレクトリ
ファイルシステムの一番上の階層。「/」と表記され、すべてのディレクトリはここから枝分かれしています。関連する章: 初級 第2章
絶対パス
ルートディレクトリからの完全な道順で示すファイル・ディレクトリの場所(例: /home/user/notes)。関連する章: 初級 第3章
相対パス
現在いる場所(カレントディレクトリ)を基準にした、ファイル・ディレクトリの場所の示し方。関連する章: 初級 第3章
ホームディレクトリ
ログインしたユーザーごとに割り当てられる、個人用の作業ディレクトリ。関連する章: 初級 第2章
カレントディレクトリ
現在自分がいるディレクトリ。pwdコマンドで確認できます。関連する章: 初級 第3章
隠しファイル
名前が「.」(ドット)から始まる、通常のls では表示されないファイル。設定ファイルなどによく使われます。関連する章: 中級 第9章
シンボリックリンク
別のファイルやディレクトリへの参照(いわばショートカット)となる特殊なファイル。関連する章: 中級 第11章
ハードリンク
同じ実体(inode)を指す、もう一つの名前。リンク元を削除しても、ハードリンク先からは実体にアクセスし続けられます。関連する章: 中級 第11章
inode
ファイルの実体(所有者・パーミッション・サイズ・保存場所などの情報)を管理するデータ構造。ファイル名そのものはinodeに含まれません。関連する章: 中級 第11章
マウント
ディスクやパーティションなどのストレージを、特定のディレクトリに接続してアクセスできるようにする操作。関連する章: 中級 第4章
マウントポイント
ストレージがマウントされる先のディレクトリ。関連する章: 中級 第4章
パーティション
1台の物理ディスクを、用途ごとに区切った領域。関連する章: 中級 第3章
ファイルシステム(形式)
ディスク上にデータをどう記録・管理するかの方式。ext4・XFSなどの種類があります。関連する章: 中級 第3章
スワップ領域
物理メモリが不足したときに、一時的にデータを退避させるためのディスク上の領域。関連する章: 中級 第3章
ジャーナリングファイルシステム
ファイルへの変更内容を記録(ジャーナル)してから実際の書き込みを行う方式のファイルシステム。突然の電源断などからの復旧が速くなります。関連する章: 中級 第4章
fstab
起動時に自動でマウントするファイルシステムの一覧を定義する設定ファイル(/etc/fstab)。関連する章: 上級 第4章
パーミッションとユーザー管理
パーミッション
ファイルやディレクトリに対する、読み取り・書き込み・実行の許可設定。所有者・グループ・その他の3種類に分けて設定します。関連する章: 初級 第6章
所有者
そのファイル・ディレクトリを所有しているユーザー。パーミッションの設定単位の一つです。関連する章: 初級 第6章
グループ
複数のユーザーをまとめた単位。ファイルのパーミッションをグループ単位で管理できます。関連する章: 初級 第6章
root(スーパーユーザー)
システムに対してすべての操作が許可された、特別な管理者アカウント。強い権限を持つため、日常作業では使用を避けるのが基本です。関連する章: 初級 第6章
sudo
通常のユーザーが、一時的に管理者権限でコマンドを実行するための仕組み(コマンド自体は含みません)。関連する章: 初級 第6章
UID
ユーザーを識別するための番号(ユーザーID)。ユーザー名の裏側で実際に使われている識別子です。関連する章: 中級 第13章
GID
グループを識別するための番号(グループID)。関連する章: 中級 第13章
SUID
実行したユーザーに関わらず、そのファイルの所有者の権限でプログラムを実行させる特殊な権限。関連する章: 中級 第11章
SGID
実行したユーザーに関わらず、そのファイルのグループの権限でプログラムを実行させる特殊な権限。ディレクトリに設定すると、中に作られるファイルのグループが自動的に揃います。関連する章: 中級 第11章
スティッキービット
共有ディレクトリに設定する特殊な権限。設定すると、ファイルの所有者以外はそのファイルを削除できなくなります(/tmpなどに使われます)。関連する章: 中級 第11章
/etc/passwd
システムに登録されているユーザーアカウントの一覧が記載された設定ファイル。関連する章: 中級 第13章
/etc/shadow
ユーザーのパスワード(暗号化済み)を管理する設定ファイル。root以外は中身を読めないよう保護されています。関連する章: 中級 第13章
/etc/group
システムに登録されているグループの一覧が記載された設定ファイル。関連する章: 中級 第13章
プロセスとジョブ管理
プロセス
実行中のプログラムの単位。1つのプログラムを複数回起動すると、それぞれが別のプロセスとして動きます。関連する章: 初級 第7章
PID
実行中の各プロセスに割り当てられる、一意な識別番号(プロセスID)。関連する章: 初級 第7章
PPID
そのプロセスを起動した、親プロセスのPID。関連する章: 中級 第9章
フォアグラウンド
ターミナルの操作を占有し、終了するまで次のコマンドを打てない実行状態。関連する章: 初級 第7章
バックグラウンド
ターミナルの操作をブロックせず、裏側で実行され続ける状態。末尾に「&」を付けると実現できます。関連する章: 中級 第9章
ジョブ
シェルが管理する、実行中または一時停止中のコマンドの単位。フォアグラウンド・バックグラウンドの切り替えなどに使われる概念です。関連する章: 中級 第9章
デーモン
バックグラウンドで常駐し、特定のサービスを提供し続けるプロセス。Webサーバーやsshdなどが該当します。関連する章: 中級 第9章
シグナル
実行中のプロセスに送る、終了や再読み込みなどの指示。SIGTERM(穏やかな終了要求)やSIGKILL(強制終了)などの種類があります。関連する章: 中級 第9章
ゾンビプロセス
処理は終わっているのに、親プロセスが後片付け(終了状態の回収)をしていないために残り続けているプロセス。関連する章: 中級 第9章
nice値(優先度)
プロセスにCPU資源をどれだけ優先的に割り当てるかを示す数値。値が小さいほど優先度が高くなります。関連する章: 中級 第9章
ロードアベレージ
直近の一定時間(1分・5分・15分)における、システム全体の平均的な負荷を示す指標。関連する章: 上級 第1章
cron
指定した時刻・間隔でコマンドを自動実行するための仕組み。関連する章: 中級 第13章
crontab
cronで実行するジョブの一覧を記述する設定(ファイル)そのものを指す言葉。関連する章: 中級 第13章
パッケージ管理
パッケージ
インストール・アンインストール・更新をまとめて管理できるよう配布される、ソフトウェアの単位。関連する章: 初級 第9章
リポジトリ
パッケージが保管されている配布元(サーバー)。パッケージ管理コマンドはここから必要なパッケージを取得します。関連する章: 初級 第9章
依存関係
あるパッケージを動かすために必要になる、別のパッケージとの関連。パッケージ管理システムは依存関係を自動で解決してくれます。関連する章: 初級 第9章
dpkg系(Debian系)
Debian・Ubuntuなどのディストリビューションが採用している、.debパッケージを扱うパッケージ管理の系統。関連する章: 中級 第5章
rpm系(RHEL系)
Red Hat・CentOS・Fedoraなどのディストリビューションが採用している、.rpmパッケージを扱うパッケージ管理の系統。関連する章: 中級 第5章
システム起動とsystemd
BIOS/UEFI
電源投入後、OSが起動する前に動作する、ハードウェアの初期化を担うファームウェア。UEFIはBIOSの後継にあたる仕組みです。関連する章: 中級 第1章
ブートローダー
BIOS/UEFIから制御を引き継ぎ、実際にOS(カーネル)を読み込んで起動させるプログラム。関連する章: 中級 第1章
GRUB
Linuxで広く使われているブートローダーの代表的な実装。複数のOSやカーネルバージョンから起動対象を選べます。関連する章: 中級 第1章
カーネルパラメータ
起動時にカーネルへ渡す設定値。動作モードの切り替えなどに使われます。関連する章: 中級 第1章
init
カーネルが起動した後、最初に起動する特別なプロセス。すべてのプロセスの祖先にあたります。関連する章: 中級 第1章
systemd
現在の主要なディストリビューションで使われている、initの役割を担う仕組み。サービスの起動・停止・管理を行います。関連する章: 上級 第3章
unit
systemdが管理する対象(サービス・マウント・タイマーなど)の単位。関連する章: 上級 第3章
ターゲット(systemdのtarget)
複数のunitをまとめて起動する目標状態。従来のランレベルに近い役割を果たします。関連する章: 上級 第3章
ランレベル
旧来のinitシステムにおける、システムの動作モード(シングルユーザーモード・マルチユーザーモードなど)を表す番号。関連する章: 中級 第1章
ログと時刻管理
syslog
システムやアプリケーションが出力するログを集約する、伝統的な仕組み(およびそのプロトコル)。関連する章: 中級 第14章
journal
systemdが管理する、バイナリ形式のログの仕組み。journalctlコマンドで閲覧します。関連する章: 中級 第14章
ログローテーション
肥大化したログファイルを定期的に退避・圧縮し、新しいログファイルに切り替える仕組み。関連する章: 中級 第14章
タイムゾーン
地域ごとの標準時の設定。サーバーの時刻がずれていると、ログの時刻確認などに支障が出ます。関連する章: 中級 第14章
NTP
ネットワーク経由でサーバーの時刻を正確に同期させるための仕組み(Network Time Protocol)。関連する章: 中級 第14章
UTC
世界共通の標準時(協定世界時)。サーバーの内部時刻はUTCで管理されることが多く、タイムゾーン設定によって表示上の地域時間に変換されます。関連する章: 中級 第14章
ネットワークの基礎
IPアドレス
ネットワーク上の機器を識別するための番号。IPv4では「192.168.1.10」のような形式で表されます。関連する章: 中級 第15章
サブネットマスク
IPアドレスのうち、どこまでがネットワーク部でどこからがホスト部かを示す値。関連する章: 中級 第15章
デフォルトゲートウェイ
自分の所属するネットワークの外へ通信するときに、最初に経由するルーター(機器)のIPアドレス。関連する章: 中級 第15章
ポート番号
1台のコンピュータの中で、どのサービス・アプリケーション宛ての通信かを識別するための番号(例: HTTPは80番)。関連する章: 中級 第15章
DNS
ドメイン名(例: example.com)とIPアドレスを対応づける仕組み。関連する章: 中級 第15章
TCP/UDP
データを送受信するための通信方式。TCPは信頼性重視、UDPは速度重視という特徴があります。関連する章: 中級 第15章
ホスト名
ネットワーク上でそのコンピュータを識別するための名前。関連する章: 中級 第15章
ファイアウォール
ネットワーク通信を監視し、許可された通信だけを通す仕組み。不要な通信を遮断してセキュリティを高めます。関連する章: 中級 第16章
CIDR表記
IPアドレスの後ろに「/24」のようにネットワーク部のビット数を付けて、ネットワークの範囲を簡潔に表す記法。サブネットマスクを数字1つで表現できます。関連する章: 中級 第15章
MACアドレス
ネットワーク機器(NIC)ごとに割り当てられた、物理的な識別番号。同じネットワークセグメント内での通信で、IPアドレスとの対応(ARP)を使って特定されます。関連する章: 上級 第7章
NAT(ネットワークアドレス変換)
プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを相互に変換する技術。家庭用ルーターや複数サーバーをまとめてインターネットに接続する際に使われます。関連する章: 上級 第7章
ストレージ管理(RAID・LVM)
RAID
複数のディスクを組み合わせて、冗長性の向上や高速化を図る技術。RAID1・RAID5などの構成方式があります。関連する章: 上級 第5章
LVM
複数の物理ディスクをまとめ、柔軟にサイズ変更できる論理的なストレージとして扱う仕組み(Logical Volume Manager)。関連する章: 上級 第6章
物理ボリューム(PV)
LVMの管理下に置かれる、実際のディスクやパーティションの単位。関連する章: 上級 第6章
ボリュームグループ(VG)
複数の物理ボリューム(PV)をまとめた、LVMの中間層にあたるまとまり。関連する章: 上級 第6章
論理ボリューム(LV)
ボリュームグループ(VG)から切り出される、実際にファイルシステムを作成して使う単位。関連する章: 上級 第6章
iSCSI
IPネットワーク経由で、遠隔のストレージをまるでローカルディスクのように扱えるようにする技術。関連する章: 上級 第6章
パーティションテーブル(MBR/GPT)
ディスクをどうパーティションに区切るかを記録する管理方式。MBRは従来型、GPTはより大容量・多パーティションに対応した後継規格です。関連する章: 中級 第3章
オートマウント(autofs)
アクセスがあったときに自動でマウントし、使われなくなると自動でアンマウントする仕組み。関連する章: 上級 第4章
サーバー構築・ネットワークサービス
DNSサーバー
ドメイン名とIPアドレスの対応を管理・応答するサーバーソフトウェア。BINDが代表的な実装です。関連する章: 上級 第9章
ゾーン(DNS)
DNSサーバーが管理する、特定のドメインに関する情報のまとまり。関連する章: 上級 第9章
リソースレコード
DNSのゾーン内に登録される、個々の設定情報(Aレコード・MXレコードなど)。関連する章: 上級 第9章
Webサーバー
HTTP/HTTPSでリクエストを受け取り、Webページなどを応答するサーバーソフトウェア。Apache・Nginxが代表的です。関連する章: 上級 第10章
リバースプロキシ
クライアントとサーバーの間に立ち、リクエストを裏側の複数のサーバーに振り分けたりキャッシュしたりする仕組み。関連する章: 上級 第10章
バーチャルホスト
1台のWebサーバーで、複数のドメイン(サイト)を運用できるようにする設定方式。関連する章: 上級 第10章
ファイル共有(Samba/NFS)
ネットワーク越しにファイルを共有する仕組み。SambaはWindowsとの共有、NFSはLinux/UNIX同士の共有によく使われます。関連する章: 上級 第11章
DHCP
ネットワークに接続した機器に、自動でIPアドレスなどの設定を割り当てる仕組み。関連する章: 上級 第12章
LDAP
ユーザー情報などをネットワーク上で一元管理するためのディレクトリサービスの仕組み・プロトコル。関連する章: 上級 第12章
PAM
ログインなどの認証処理を、アプリケーションごとに実装せず共通の仕組みとして扱えるようにする認証基盤(Pluggable Authentication Modules)。関連する章: 上級 第12章
MTA(メール転送エージェント)
メールをサーバー間で送受信・転送するソフトウェア。Postfixが代表的です。関連する章: 上級 第13章
POP/IMAP
メールサーバーからメールを受信するためのプロトコル。POPはダウンロードして手元で管理、IMAPはサーバー上のメールを直接操作する方式です。関連する章: 上級 第13章
セキュリティ
SSH
ネットワーク越しに、暗号化された安全な通信でリモートのサーバーを操作するための仕組み・プロトコル。関連する章: 中級 第15章
公開鍵認証
パスワードの代わりに、公開鍵と秘密鍵のペアを使ってログイン認証を行う、より安全な方式。関連する章: 中級 第22章
公開鍵・秘密鍵
公開鍵認証や暗号化で使う、対になる鍵のペア。公開鍵は他人に渡しても安全ですが、秘密鍵は絶対に他人へ渡してはいけません。関連する章: 中級 第22章
GPG
ファイルの暗号化やデジタル署名に使われる、公開鍵暗号方式のソフトウェア(GNU Privacy Guard)。関連する章: 中級 第22章
暗号化
第三者に内容を読み取られないよう、データを変換すること。関連する章: 中級 第22章
VPN
インターネットなどの公共のネットワーク上に、暗号化された仮想的な専用回線を作る技術(Virtual Private Network)。関連する章: 上級 第15章
パケットフィルタリング
ネットワークを通過する通信(パケット)を、条件に応じて許可・拒否するファイアウォールの基本機能。関連する章: 上級 第14章
ハッシュ値(チェックサム)
データから一定の手順で計算される、そのデータ固有の短い値。ファイルが改ざん・破損していないかを確認するために使われ、md5sum・sha256sumなどのコマンドで計算します。関連する章: 上級 第8章
SELinux
Red Hat系ディストリビューションで標準的に有効化されている、強制アクセス制御(MAC)の仕組み。通常のパーミッションとは別に、プロセスやファイルに細かいラベルを付けて動作を制限します。関連する章: 上級 第14章
ACL(アクセス制御リスト)
所有者・グループ・その他の3種類では表現しきれない、特定のユーザーやグループごとに個別の権限を追加設定できる拡張パーミッションの仕組み。関連する章: 中級 第11章
資格・学習に関する用語
LPIC-1
Linux技術者認定試験のうち、初級〜中級レベルにあたる資格。101試験・102試験の2科目に合格することで認定されます。関連する章: 中級まとめ
LPIC-2
LPIC-1のさらに上位に位置づけられる、上級レベルの資格。201試験・202試験の2科目に合格することで認定されます。関連する章: 上級まとめ
出題範囲
各試験でどの分野からどの程度の比重で出題されるかを定めた公式のガイドライン。学習の優先順位を決める目安になります。関連する章: 中級まとめ