LPIC-2 を持っていても、手を動かせないと意味がない
資格は案件参画で有利に働くこともあります。でも、結局は手を動かせないと意味がない。CCNA・AWS-SAA・LPIC-2 を取って監視から保守に上がった運営者が、現場で感じた資格と実務の関係を書きました。
資格を持っていても、手が動かなければ
こんにちは、コマンド学習道場を運営しているこすけです。
今回は、少し耳の痛い話をしようと思います。
テーマは「資格と実務」。
先に結論を書いてしまうと、LPIC-2 を持っていても、手を動かせないのでは意味がない。
これは Linux の資格に限らず、ほかの資格でも同じことが言えると思っています。
こう書くと「じゃあ資格はいらないの?」と思われるかもしれません。
でも、そういう話でもないんです。
資格が役に立つ場面は確かにある
まず、資格にメリットがあるのは間違いありません。
たとえば案件に参画するとき。
資格を持っていると、その分野の知識をひととおり学んだ証明になるので、参画時に有利に働くことがあるのは事実です。
私自身、監視から保守に上がるために、CCNA・AWS-SAA・LPIC-2 まで取得しました。
LPIC-1 の先輩がゴリゴリに動いている
ところが、実際に保守に上がってみると、見える景色が少し変わったんです。
今の私は、先輩に教わりながら業務を覚えている真っ最中。
その中で、LPIC-1 しか持っていないのに、ゴリゴリに一人称で動ける先輩がいるんです。
人に聞かなくても、自分で判断して、どんどん作業を進めていく。
資格の数だけで言えば、私のほうが多いかもしれません。
でも、現場で頼りになるのは、間違いなくその先輩のほう。
そんな姿を見ていると、資格の数がそのまま実力になるわけではないと実感します。
資格は必要で、必要じゃない
だからこそ、最近はこう思うんです。
資格って、必要で必要じゃないよな、と。
資格は、知識を身につけたことを示すひとつの目安になります。
参画のきっかけを作ってくれることもあるので、その意味では必要なもの。
一方で、現場で求められるのは「実際に作業を進められるか」。
コマンドを打って、出力を読んで、次に何をすべきか判断できるか。
その部分は、資格を取っただけでは身につきません。
結局のところ、手を動かせないと持っていても意味がないというのが、今の正直な感想です。
それでも資格の勉強は続ける
とはいえ、私は資格の勉強をやめるつもりはありません。
理由はいくつかあります。
ひとつは、保守からさらにフェーズを上げていきたいから。
もうひとつは、学びたい分野がまだまだあるから。
それに、資格を取ると報奨金がもらえるのも、正直なところうれしいポイントです。
資格の勉強そのものが無駄になるわけではありません。
大事なのは、資格で得た知識を、実際に手を動かして使える形にしていくことだと思っています。
資格と手を動かすことを両立させる
これから資格を取ろうとしている方、もう持っている方にお伝えしたいのは、資格の勉強と並行して、ぜひ手も動かしてほしいということ。
参考書で読んだコマンドを、実際に打ってみる。
出力結果を見て、意味を説明できるか確かめてみる。
その積み重ねが、資格を「持っているだけ」で終わらせないコツです。
このサイトの練習用ターミナルなら、ブラウザだけで実際にコマンドを打てます。
LPIC の範囲を体系的に学びたい方は、中級(LPIC-1相当)や上級(LPIC-2相当)の章もあわせてどうぞ。
資格の知識と手を動かす経験、その両方をそろえていきましょう。