プロンプトに戻ったら改行する癖を付ける
作業中、プロンプトに戻ってすぐ次のコマンドを打っていたら「ログが見えにくくなるから改行を数行入れて」と言われました。作業ログを見やすくする、小さいけれど大事な習慣の話です。
プロンプトに戻ったら、すぐ次のコマンド?
こんにちは、コマンド学習道場を運営しているこすけです。
今回は、作業中のちょっとした「クセ」の話。
コマンドを打って、結果が表示されて、プロンプトに戻ってくる。
そうしたら、すぐに次のコマンドを打つ。
ごく自然な流れですよね。
私も、ついこの間までそうやって作業していました。
「改行を数行入れて」と言われた
先日の作業中のこと。
プロンプトに戻ってすぐ後続のコマンドを打っていたら、「ログが見えにくくなるから、改行を数行入れて」と言われました。
言われてみると、確かにそうなんです。
あとでログを確認するとき、出力がぎゅっと詰まっていたら、どこからどこまでが1つのコマンドの結果なのか、かなり見づらいだろうなと感じました。
ログが詰まっていると何が困るのか
たとえば、改行を入れずに作業したときのログはこんな感じ。
$ systemctl is-active nginx
active
$ df -h /
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/xvda1 20G 8.0G 12G 40% /
$ free -h
total used free shared buff/cache available
Mem: 3.8Gi 1.2Gi 1.1Gi 12Mi 1.5Gi 2.4Gi
Swap: 0B 0B 0B
3つくらいなら、まだ読めるかもしれません。
でも実際の作業では、もっとたくさんのコマンドを打ちますし、出力が何十行にもなることも珍しくない。
そうなると、どこからが次のコマンドなのか、パッと見てわからなくなってしまうんです。
運用保守の作業では、ターミナルのログを作業の記録として残すこともよくあります。
見返すのは自分だけとは限りません。
先輩やチームの人がチェックすることもあれば、何かあったときに作業内容を振り返るために読み返すこともあるはずです。
改行を入れるだけで見やすさが変わる
やることは簡単で、プロンプトに戻ったら、何も打たずに Enter キーを数回押すだけ。
$ systemctl is-active nginx
active
$
$
$
$ df -h /
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/xvda1 20G 8.0G 12G 40% /
$
$
$
$ free -h
total used free shared buff/cache available
Mem: 3.8Gi 1.2Gi 1.1Gi 12Mi 1.5Gi 2.4Gi
Swap: 0B 0B 0B
どうでしょう。
コマンドごとの区切りがひと目でわかるようになったはず。
空のプロンプトが並んでいるところが「ここで1つ区切り」という目印になります。
ログを上から追っていくときも、次のコマンドの位置をすぐに見つけられるので、確認がぐっとラクに。
何も入力せずに Enter を押すだけなので、サーバーに何かが実行されるわけではありません。
手間はほとんどゼロなのに、見やすさは大きく変わる。
やらない理由はないですよね。
あとから読む人のことを考える
今回の件で気づいたのは、作業ログはあとから誰かが読むものだということ。
自分が打っている最中は、どのコマンドをいつ打ったのか頭に入っています。
でも、あとからログだけを見る人には、その流れがわかりません。
だからこそ、読む人が迷わないように区切りを入れておくのが大切なんだと思います。
改行を入れるのは、単なる見た目の問題ではなく、ログを読む人への気遣い。
そう考えると、「改行を数行入れて」というひとことの意味が、すっと腑に落ちました。
小さな気遣いを習慣にする
これからは、プロンプトに戻ったら改行を入れる。
このクセを、しっかり身につけていこうと思っています。
コマンドの知識やスキルも大事ですが、こういうちょっとした気遣いの積み重ねも、現場では大事なんだな、と改めて実感しているところです。
これから実務に出る方も、練習のうちから「プロンプトに戻ったら改行」をクセにしておくと、現場に出たときにきっと役立つはず。
練習用ターミナルで、コマンドの合間に Enter を押す練習から始めてみてくださいね。